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あらすじ
あらすじ

身勝手で傲慢な花形スター、銀ちゃんこと倉岡銀四郎(錦織一清)。 その銀ちゃんに虫けら扱いされていながらも大部屋俳優ヤス(風間俊介)は ひたすら慕い続け献身的に仕えている。それがヤスの生きているあかしでもある。 銀ちゃんの愛人で人気女優の小夏(黒谷友香)は人気のピークをやや過ぎて、 銀ちゃんが若い女の子にちょっかいを出したりするのを不安に思ったり悩んだりしている。

京都太秦の東映撮影所。 『新撰組』を撮影中の坂本龍馬役のライバル中村屋(佐藤アツヒロ)とことごとくいがみあう。自分こそこの映画の主役だと主張する銀ちゃんはこの映画のラストシーンで、派手な"階段落ち"をやってここ一発もうひと花咲かせたい。だが、監督はこれまで幾度となく人が死んでいるシーンであるため警察が許可しないし、ましてそんな危険なことをやる役者がいないと渋っている。「映画のために死ねるやつはいねーのか?」 銀ちゃんの言葉に思わず返事をしているヤス。「俺、やります」

ある日、ヤスの下宿に小夏を連れて銀ちゃんがやってくる。 銀ちゃんは「小夏といっしょになれ、腹にはオレの子がいる」と、小夏を置いていく。 あこがれの小夏といっしょになれる喜びと、生まれてくる子の出産費用を稼ぐため、そして何よりも「大好きな銀ちゃんのために」、ヤスは今まで以上に危険な仕事を次々とこなし、満身創痍になっていく。撮影が迫るにつれ、ヤスは銀ちゃんへの思いと小夏への想いに揺れ、命懸けの"階段落ち"への不安で小夏を殴る蹴るといたぶり続ける―。

いよいよラストシーン撮影の日を迎える。
「最終シーン、池田屋階段落ち、スタート!」
監督のかけ声とともに、銀ちゃんとヤスが睨み合った!